ペットと仙台初詣 ペットから受ける癒し
ペットと一緒に暮す家庭が多いですが、ペットから受ける「癒し」はどんなものがあるのでしょうか？
老人ホームにワンちゃんを連れて訪問したり、刑務所にも同じようにワンちゃんの世話をするシステムがあったりします。
確実に癒しだけではない何かがあるはずです。
気持ちが癒されたり、安心できたり、何もしたくない脱力感から、何かしようと前向きになれる気持ちが沸いてきたりする動物との関わりは不思議なものがあります。
ペットが人に癒しを与えることについては、科学的な面で検証をしたいと、いくつかの研究がされています。
研究では、ペットの飼い主が、ペットを飼っていない人と比較すると、心臓病で退院してからの1年後の生存率をみると、高かったことが分りました。
他にも、血圧の面でもペットを飼っている人の方が、血圧が低いことが分りました。
血液中の中性脂肪についても、ペットを飼っている人の方が低いことも報告があります。
飼い主がペットと一緒に運動することで健康への効果があること、また、ペット自身がストレスを軽くしてくれる効果があることの2通りがあります。
その真意と詳細なところにるいては、今だ分ってはいないようです。
人の神経系には、それぞれの意思で制御ができる運動神経や感覚神経などの神経と、意思では全く制御が不可能な自律神経系があります。
心臓に例をあげると、心拍数が増えるのは交換神経が動き、反対に心拍数を低下していく働きがある副交感神経なのです。
これを分りやすく、交感神経が働いていると、ネコが恐怖で緊張気味の状態で、副交感神経が働いているときはネコが縁側などでゴロゴロしてリラックスしている状態です。
ある研究では、犬が人の自律神経にどのような影響や効果を与えるか？
犬と30分間の散歩したときの自律神経活性の変化を測りました。
そして、犬との散歩を3日間続けて測定をしました。
この犬との散歩で、自律神経がどのような変化があるかという結果は、老人が一人で散歩するのと、犬と一緒の散歩を比べてみると、やはり犬と一緒に散歩をした方が高い測定が得られました。
3日間の散歩でも、副交感神経活性値は増えて、交感神経活性値が抑えられたことが分りました。
最終的な結果としては、犬と一緒にいることは、人の自律神経に何かしら影響を与えることを示唆しています。
そして、人が犬と一緒に過ごした感覚が、大脳皮質に入ることで扁桃体から、自律神経系などへ伝わることが分っています。
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